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腋臭症や多汗症など 汗の治療

多汗症には全身に汗が増加する全身性多汗症と体の一部に汗が増える局所多汗症があります。

局所多汗症の中には精神的緊張やストレス、それに関係せず脇に多量の汗をかく(腋窩多汗症)、手のひらや足の裏に多量の汗をかく(掌蹠多汗症)などがあります。

昼間(10時~18時)に汗が多いですが、睡眠中の発汗は停止します。汗をかく部位や基礎疾患により治療が様々です。

治療

外用薬

◆塩化アルミニウム溶液

20%~30%の塩化アルミニウム溶液や軟膏で汗がでる腺(汗腺)を塞ぎます。使用を続けることで汗の分泌自体を防ぐ作用もあると言われており、継続的な使用をお勧めします。

 

◆抗コリン薬

発汗をきたす神経伝達物質であるアセチルコリンの作用を阻害する抗コリン剤に分類される塗り薬が、原発性腋窩多汗症に対して新規医薬品として承認されました『エクロック』。

 

◆制汗剤

汗によるにおいの予防目的に使用する硫酸アルミニウムカリウム製剤(D-bar,D-tube,D-powder)

内服薬

多汗症に対して抗コリン剤の内服薬が使用されていますが、唯一保険適応があるのは臭化プロバンテリン(商品名;プロバンサイン)です。前立腺肥大症や閉塞隅角緑内障などの基礎疾患がおありの方は使用できません。また口の渇きや眠気などの副作用があります。

局所注射

ボツリヌス毒素の局所注射によってアセチルコリンを抑制する治療。腋窩多汗症に対して保険適応があり、3割負担の方で2万5千円弱のご負担となります(診療報酬改定により変動します)。

手術療法

腋臭症(わきのにおいがつよい)に対しては皮弁法と呼ばれる保険による手術があります。約1週間の安静期間が必要です。

 

 

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